様々な生き方 /54・55・56・57・58

横道世之介

横道世之介

題名の横道世之介は人の名前。
この人の、大学生活の最初の1年だっけな?が書かれてて、
そこにちょいちょい未来の友達だったり恋人だったりのことが書かれてる。
たんたんとした日常かなぁ。とくに何があるわけでもない。
この人は変わってるのかもしれないけど、普通に基準はないし。
お嬢様だった恋人の今の姿が好きだったかな。そうなったのか、なんてね。

船に乗れ!〈1〉合奏と協奏

船に乗れ!〈1〉合奏と協奏

正直期待外れ。合わなかったぁ。読みにくいいいいい!となりながら。
たぶん面白いんだけど、爽やか青春…うーん、吹奏楽ものならモデラートとか?
あーいう感じを想像してたのがいけなかった。
主人公の思考回路が回りくどすぎる。めんどくさい!と思ってみたり。
いちおう続きも読んでみようとしてるけど挫折だろうか…。ぬーん。

空色勾玉 (徳間文庫)

空色勾玉 (徳間文庫)

ずっと読もう読もう思ってて、早何年…?
文庫化ひゃっほーい!で飛びつきました。面白かったぁ。
これがもう10年以上前に書かれたのなんて思えない。
やっぱ荻原さん凄いんだなぁ。これでデビューって。ありえん。
純粋すぎる稚羽矢が大好きです。花畑を見せに強引に連れて行ってもらいたい。

天地明察

天地明察

2010年本屋大賞
うん、面白かった。さらりとしてしまうのは、やっぱ期待するからかなぁ。
なんだろう、これはやばい!っていう衝撃はそんなになかった。
年々そういう衝撃を受ける本が少なくなってる気がする。残念。
でも渋川春海っていう人のことは大好きになったよ。
こととか、えんに対する態度がすごく好き。
あんだけの布石を打てる策士なのに、ずっと子どもっぽさを持ってるよね。

あられもない祈り

あられもない祈り

重そうだなぁ…と思ってそろりと手をつけたんだけど、そこまでじゃなかった。
良くも悪くも島本さんの話だね。
ふわふわ浮遊してる感じで、最後に救いがあるというわけじゃなくて。
あんまり誰にも感情移入できずに終わってしまった。
きっと王道じゃないんだろうけど、
どうしても島本さんは一千一秒の日々とかクローバーが好きなんだよなぁ。
ナラタージュは別格だけどね。
あれは好きとか嫌いじゃなくて読んだ時期と受けた衝撃が強すぎた。
今読んでも普通になっちゃったけどね。