ステキ家族

東京バンドワゴン (集英社文庫)

東京バンドワゴン (集英社文庫)

読書趣味が似すぎな友達から「読め」と渡されたので読んでみた。
えぇ、思ったとおりに大当たり。ちょー面白い!このテンポ大好き!
古書店をやってる下町の4世代家族の話なんだけど
すんごいほのぼので、思わずにんまりしちゃう感じ。
最初は登場人物が多くてワケわかんなくなりそう…と思って読み始めたんだけど
皆がみんな個性的でその人の芯がしっかりしてるから全くそんなこともなくて。
ほんと早くドラマ化してください!っていうのがわかる。
絶対ハマるキャスティングが出来そうなんだけどなぁ。
藍子、紺、青の兄弟が好きです。ちゃん付けで呼ぶのが可愛い。仲良し兄弟。
藍子と亜美の関係も好き。この親世代が好きなのかな?
亜美のおうちに頭下げに行くぞ!ってワタワタしてるシーンとかね。
そんでもってサチさんの視点がまた素敵。
早く続編も読みたいな。とりあえず自分用に文庫買ってこよっと。


で、古本っつったらこれだろ!と思ってサクっと読了。

月魚 (角川文庫)

月魚 (角川文庫)

これも大好き。ちょっとシリアスだけどね。
そこはかとなくアヤシイ感じが駄目な人は駄目なんだろうけど
あたしはそこがすごく好き。
しをんさんも読みたい作品いっぱいあるのになかなか手出せてないんだよなぁ。
あ、その前に読んでたのがこれ。
月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)

月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)

なんだっけ、このミスか。受賞者の2作目?になるのかな。
このミスは割と面白いと思ってるのと、この表紙がなんか好きで買ってみた。
渋谷で高校生が探偵をする話…って感じなんだけど、うーん、なんか違うなぁ。
人と人との繋がりの話?
こんなに繋がりってどんどん広げられるものなんだなぁって。
結構面白かった。
あ、でもこの話のなかで「面白い」と「つまらない」のあいだは「普通」で、
「普通」っていうのは1番良いって言われるんだけど、
主人公が普通ってなんだよ?っていう解釈をしていくから
面白かった、なんて軽く言っちゃダメなのかな。
…その前に「面白い」と「つまらない」で合ってたか不安だ。あれれ。