衝撃。

あたし恋愛小説ってなんか苦手で普段は全く読まないんだけど
凄く良いって聞いたから「ほんとかなぁ…」って半信半疑に手を出しました。

ナラタージュ (角川文庫)

ナラタージュ (角川文庫)

びっくりした。何これ?って。
この話を「面白い、凄い」の一言で表したら駄目だ。
すごく引っ張られるの。でも、引きずり込まれるのとは違う。
淡々とした文章なのになんなんだろう。すごい不思議。
久しぶりにここまで良いと思った話に出会った。
読み終わった瞬間の、すぐに最初から読み返したい衝動と
そのまま切なくて切なくて嬉しい気持ちをかみしめたい葛藤が苦しかった。
これ、今出会ったから良かったんだろうなぁ。
タイミングがぴったりだった。出た当初に躊躇した自分えらい!ってね。
小野くんと泉の関係に少し重ねちゃった。
彼の本当に楽しかったっになんでか涙が出てきたよ。
黒川と志緒の関係が理想なのに、
気になってたのはずっと小野くんだったもんなぁ…。
凄く恋がしたくなりました。